自分とひとつになって~幸手市さくらマラソン

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「走ること」あれこれ。
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4月2日。1年ぶりのマラソン大会は地元!🌸

『幸手市さくらマラソン大会』に旦那さまと2人で参加してきました。

今年は2年ぶりの開催。いつもは観光スポット「権現堂桜堤」を通るコースが変更。通らないコースでしかも10kmのみ。

ホーム - 県営権現堂公園
INFORMATION お知らせ お知らせ お知らせ お知らせ 2023年7月7日 2023年5月19日 20

親子の部とか、3kmとか10マイルとか種目も豊富だったのですが…かなり縮小されてこじんまりしちゃいました。

でも、スタート&ゴールの幸手総合公園陸上競技場周辺も、きれいな桜並木なんです。

ギリギリ桜が残ってくれてて、桜散る中を走れました✨

練習をしていない私よりも、旦那さまの体調がなかなか戻らなくて、走れるのかソワソワしてました。無事に走れたので良かった。

🍊さくらマラソン、驚きの結果。

参加者が少なすぎたおかげで、私…優勝してしまいました。39歳以下の部で。

記録証も結果も全部ネットに表示されます。表彰式とかも無し。

分かったのは翌日(記事を書いてるイマ)。

2位かなと思ってたのです。女子のトップはなんとナースの仮装をした方で、めちゃくちゃ速かった。その方が優勝かなと思ってたから。

40歳以上だったようです。色んな意味ですごい…敵わない(笑)

旦那さまは7位。惜しくも入賞を逃しました。

ふっふっふ。カッコいいであろう。

かなり走れちゃってたのになぁ。(私がゴールする400mくらい手前でもう、着替えて応援してくれてた)

後ろに写ってるのが旦那さま(笑)

男性ってやっぱり速い人が多いんですね…厳しい。

🍊「あと10分で終わるんだ」。

走る前は一丁前に緊張しておりました。

地元ということと、1人で練習しに来ていた&大会で走った懐かしい場所ということと。

大会=結果を出したいという思いだったり、辛くて苦しい思い出だったり。

色々なことが思い出されて、身体は動くけど内側はピヨピヨ🐣

早く終わりたい…そんな気持ち。

旦那さまがいてくれて本当に心強かった。

たかが楽しく走れればいい大会。何も背負うものはない。

でも、がむしゃらに頑張っていた時代。走るのが嫌だったけど何とか練習していたあの頃の、条件反射的なものでしょう。

旦那さまが一緒じゃなかったら出ていなかった。

1人でも練習して、1人でも大会に参加していた人間が、ちゃんと「弱くなれた」ものです。

走り出してみたら不安はなくなって、景色や人の声や、自分の身体や感情をぜんぶ感じながら走る走る。

そしてあと2キロくらいのところ。いちばんキツくなり始めた時にふと思った。

「あと10分もしないで終わっちゃうんだよね」

あーキツそう。

そう思うと、このキツさもまた「辛くて苦しい」ではなく、ぜんぶ受け止めようと思えました。

ゴールした後は身体がピヨピヨになったけど。

心も身体も置いてけぼりにしないで、一緒に走れた感じがしました。

🍊走り始めた頃の私。

私は「結果はやってみないと分からない」ものに対して、必ず緊張します。

再現性のないもの…とでも言えるでしょうか。

その時の自分の状態も、外側の状態も、何が起きるか分からない。いくら準備してきたとしても「必ず」はない。

それでも「満足のいく結果を出したい」。生来の負けず嫌いだったこともあり、楽しむ余裕なんてなく、ただただプレッシャーの中に自分を置いていました。

走りはじめの頃の大会は緊張で朝ごはんも食べられず、走り終わった後に吐いてしまう始末。

心は誰よりも弱いと自負しています。

それでも努力で結果を出せたことが唯一の自信になった。走ることが「弱い私を守る最大の防御装置」。

嫌でも練習して、食事制限して、走れたら満足。走れないと不安と恐れでいっぱいに。

それは執着へと変わっていき、ずっと気が張ったままの状態で日々を送るようになり。

そこには楽しさはありませんでした。

🍊今の私で走る。

それがもう無理になって走ることを辞めて、そして再開して2年。

以前は「走れていた頃の私」と「今の私」を比較して、自分で自分に落胆。

「あんなに走れていたのに、知っている人が今の私を見たら…」なんて思っていましたが、他人じゃない。私が私にガッカリするのが嫌だった。

でもふと振り返ると「昔の自分と比較する私」がいなくなっていることに気づきました。

昔の感情を思い出すことはあれど、今の私は「辛くて苦しい」状態に無い。

別に走れても走れなくても、どっちでもいいんです。

その時の私で走れたら良い。

今回マラソン大会を走ってみて、キツい思いはしたけれど「自分と一緒に走る」感覚を体験した気がします。

走り終わった後、緊張以前に本当に内臓の調子が悪くてずっと寝てましたが…体験の反動かもしれませんね。強烈でしたが(笑)

弱い自分から逃げるために走るんじゃない。

自分ともっと一緒になるために走るんだ。

もう、自分を置いていかないでね。

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