丁寧に生きることが、走り方や結果へ繋がる。

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「走ること」あれこれ。
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先日、1年以上ぶりに競技場で練習をしました。(ランニングクラブのサポートとして)

「トラック練習=苦しい・キツイ・辛い」「トラック競技=自分の最高地点でありどん底」という、過去の蓄積により精神的な拒絶感がまだある私。

余裕のあるペースでペースメーカーをやることにより、良いリハビリになっております🐈

そんな頑張った日にはご褒美デザート。

市販のプリン+市販の生クリームで、創作プリンアラモードを作りました♡

「できた~!」って嬉しそうに持って行ったら、見た旦那さまが爆笑。

…これの何がオカシイ?だって見本はこのイメージですよ??完璧じゃん!

「いやさ、小さい子がプリンアラモード作った!みたいなイメージのまんまなんだもん。『あぁ、こういうのずっと食べたかったんだろうなぁ…』って背景がなんか見えて、ほほえましすぎて爆笑しちゃった」

えぇそうですよ。私がずっと食べたかったプリンアラモードをイメージのまんま作りましたとも。

🍊思考する(想像する)力

旦那さまのすごいところって、何も言わずとも「背景を想像できる力」だなと、この一件でも思いました。観察力や思考力という言い方も出来るかもしれない。

何か「モノ」を見たとき、「ヒト」を見たとき。表面上だけで決めつけるのではなくて、「なぜこうなのか?」という考えを巡らせる。

なぜこのような作りになっているのか。

この素材は何でできているのか。

どういう使い方をすればいちばん生かせるのか。

どこで作られたのか。

なぜこの人はそのような行動をとったのか。

いつからこんな状態になっているんだろうか。

どこからの情報で、どこまで分かって話しているのか。

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シンプルに「5W1H」を意識しようとせずともできている。だから一瞬のうちに「たぶんこうだろうな…」が分かる。(だから私のプリンアラモードを見た瞬間に爆笑できた。でもそんな笑わんでもいいじゃん)

もちろん、足りない情報は調べるし対人なら質問と確認をする。見て、感じて、考えて、行動する。

彼を見ているとやっぱり普段からそれを自然にやっています。

丁寧で、繊細で、細やかなのは、そういう姿勢からも強調されているなぁほんと。

思考の速さ・深さ・広さ・高さにも繋がるんですよね。

🍊走り方が乱暴すぎる。

この日々の「感じ方、考え方、姿勢」が全ての根底にあり、行動に反映されていきます。

私が自分に対して一番感じていることは「乱暴だ」ということ。「雑だ」とも言える。

何か1つのことをやるときに「おりゃー!!」ってとにかく無理やりでも進めちゃう。なるべく早く終わらせたいから、プロセスをすっとばす。

そうやって進めちゃうと、あらぬ方向へ進んでしまったり、どこかで絶対につっかえて「あれ?」となって、振出しに戻ったり。

これを「走ること」でもずっとやって来てしまったわけです。

立ち止まることもせず。

私は過去、ただただ「頑張って全力に近い状態で追い込む」ということしかやっていませんでした。

身体が辛かろうが心が嫌がろうがとにかくやる。自分の身体の声も心の声も無視していました。

その結果、何度も故障し、疲労が抜けなくて全く身体が動かなくなり、心が折れ、生理は止まり…という悪循環を延々と繰り返し、まともに走れるのは1年間のうち半年とか。身体はもとより心だってついていけないです。

目標タイムなんて出せないし、大事なレースにも合わせられないし、身体のバランスは少しずつ崩れていくし…もう、ボロボロ。

中学生や高校生までなら、身体が動けますからこういう「頑張るだけ」でも結果はついてくる傾向にあると思います。でも大学や社会人でも同じようにやっていたんだから…呆れたもんです。

「乱暴だ」というのはこのこと。

旦那さまのやっていること、やってきたこと、考え方や姿勢を見て知って聞くともう、自分が何してきたんだろう…ってなります。

例えば身体と対話すること。

今、私の身体はどこが疲れているのだろう。

今、身体は何を欲しているのかな。

今、どこの筋肉が張っているんだろう。

週に何日休みを入れると疲れがとれて、継続的に走れる身体の状態なんだろうか。

走っている時こんな感覚だけど、これって「調子がよい」のか「無理しすぎてる」のか。

例えば、トレーニングの考え方。

走る以外では、日々どのようなケアをしようか。また、どのようなトレーニングを入れると、自分はより速く、故障せずに走れるのか。

走るときの身体の動き方はどうなっていて、自分が意識するポイントは何か。

走るときに使う筋肉はどれで、強化すべき筋肉とトレーニング方法はどれが合っているだろう。

ポイント練習は週何回で、どのようなメニューを取り入れようか。

この練習は何を目的に何を鍛えるメニューなのか。

練習は腹八分目で、追い込まないこと。

…などなど、自分で感じて、考えて、学んで、実践して、振り返って。

一般的に推奨されているトレーニングでも、自分に合っているかはやってみないと分からない。やってみて、合っているものを取り入れる。

感覚とトレーニングと結果を繋いでいく。

この繰り返しをずっとやっているのが旦那さま。本当の意味での「しかるべき、適切な努力」です。

「ただ頑張る」というのは、努力でも何でもないんです。考えることを放棄している。向き合うことから逃げている。

もちろん、私自身への戒めとして言ってますよ。

🍊丁寧に日々を生きること。

走ることを代表に書きましたが、これは日々の生活でもおんなじことが言えますよね。

感じていない。考えていない。

プロセスをスルーしちゃっている。

食べることだったら、

今の自分のお腹の状態は?本当に今お腹が空いてるの?

身体が食べたいと言っているのはなに?

適当に早く食べすぎてない?

とか。

身体の調子だって、本当は悪くなる前に感じられるはずなのです。

ランナーじゃなくたって、どこが疲れていて、どこの筋肉が張っていて…とか。

感じたら、じゃあどうしたい?どうしよう?を考える。整体へ行くのか、自分でストレッチやケアはどんなことをしたらいいか調べようとか。やってみて、どれが自分に合っている??って。

感じることや考えることを忘れて、慌ただしく日々を過ごすのはもったいない。

余裕がないと出来ないことは承知で、でもかなり大切なことだと本当に思うのです。

ちなみに私は、ちゃんと身体の声を聞いて感じてみることを意識し出したことで、ようやく生理が分かるようになりました。ようやっと。

周期ではなくて身体の反応で。

1週間前になると、ものすごくお米が食べたくなるし、炭水化物を欲する。

便秘がちになる。

ニキビができる。

生理初日は、走ると腰と太股がかなり重くて動くのが大変。

などなど。

女性なら分かってて当たり前!なのかもしれないけれど、私は全部無視してきちゃったから…大いなる進歩だと思ってます。

感じて、調べて、やって、考えて、振り返って、やって…という地道なプロセス。

ある程度時間がかかる。でも、「ほらなにも変わらない」「できない」とすぐやめちゃうことの方が多い。

その道のりを丁寧に歩むことができたなら、私はまた自己ベストを出せるようなランナーになれると思っています。

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