おかえりなさい、私。
この言葉をとってもとっても感じた体験を今回は綴ってみます。
🍊頭で考えた結末
事の発端は「田舎に移住する」目的に向けて私が(ようやく)本気を出したことにあります。
最近、候補地に素敵な物件を見つけたことにより、私が全然本気で考えていなかった移住が現実的になりました。
本気で向き合う時が来た。
移住の先輩方にお話を聞いたり第三者に話したり、ノートに自分の考えを書いたり…をやっていたら、1つの懸念が出てきました。
「いきなり家を買って、いきなり住み始めても…私の身体に合うか分からない」
これには経緯があります。自分の身体に合わない場所にいると、私は体調崩すんです…
不正出血、原因不明のだるさ。頭痛などなど。
身体が反応してしまうんですね…ほんとこれ、ここ数年の内に分かったことです。
なので、お試し移住か賃貸に住むか…から始めたい。できるなら、もしいいなと思う物件があるなら、まず賃貸で住んでから判断したい。これが私の望む形。
すると旦那さまが、かなり困ってしまった。現状、候補地にそんな都合の良い物件は無い。
「あのね、思いつきと考えるは違うよ。こうしたいが出てきた時に、それが現実にできるのかできないのか。調べて動いて、できなかったらじゃあどうするのか。そこまでが考えるって事だよ。」
う……今度は私が困った。確かに浅い。現実的じゃない。ただのワガママかも。
🍊3日間どこかに行った私。
もちろん旦那さまの言ったことは正論だよ…だけど…
そこでハタと気づいた私。あ、これはごまかしているぞ。自分の感覚を。
「身体に合うか分からない」という不安のもっと奥に、いちばん引っかかっている「なにか」がある。
だから、話がこじれたんだ。
結論、その「なにか」を言語化するのに3日かかりました。
その3日間、私は家にいるのにもう「すーん」として消えてました。
旦那さまとほぼ会話しない…というか、できない。「なにか」が言語化できてないから。
家の雰囲気、超ぎこちなかったですよ(笑)
🍊見えないものを言語化する。
抱えていた「なにか」は「移住は時期尚早なのでは??」というものです。
この違和感がぬぐえなかった。
もし言ったら、また話がこじれるのでは…?話がまとまらないのでは…?そんな不安があって無いものにしようとしてたし。そもそも、「違和感」というだけでなかなか言葉にならなかった。
この見えない感覚を言葉にする。そして伝えるって…怖いし、難しい。
だって根拠も理由も説明もできないものなんだもの。
なんで時期尚早なのか?って聞かれたら「なぜかそう感じてて、どうしても消えないんだもん」。
こう答えるしかないのです。いつ消えるのかも分からない。でも「まだ早い。時期尚早」って身体がずっと言ってる。
口頭で伝えるのが難しく、私は「2人の移住ノート」に手紙みたいに書くことにしました。説明下手な人にはおすすめです。
旦那さまに読んでもらうと、さすが旦那さま!!ちゃんと伝わった。
🍊言語化には訓練が必要。
「言語化してくれてありがとう」
これが旦那さまの第一声。
私が数日間どっかいっちゃって「すーん」としてたから、本当にどうしよう…??状態だったみたい。
「帰ってきてドア開けるのが怖かったもん。。」と言われました。ほんとごめんね。分かってはいたんだけど。家の雰囲気悪くしてるなって。
ただ、ここが旦那さまのなせる技で「なっちゃんなら何とか言語化してくれるかなとは思ってた」とのこと。
女性に特にあると思うんですが、この「言語化しづらい感覚」ね。
やっぱり改めて、訓練しないと出来ないと分かりました。
「違和感」「不安」みたいなもの。
これは感情で伝えようとしても伝わらなくて、頭ごなしに「嫌なの」「不安なの」とか言っても伝わらない。(そりゃそうだ。子供じゃないんだから…(笑))
男性が超困っちゃう。
ただし受け取る男性も男性で、同じく感情的に返してもこじれるし、だからって理詰めで尋問みたいなことをしても、女性側はより固くつっぱねると思うんです。
どうせ分かってもらえない。伝わらないって諦めそうになっても、やっぱり「届けたい」し「伝えたい」。これって、私自身の望みなんですよね。
相手がどうであっても、ちゃんと言葉にする。なぜなら自分自陣のために。だから私はこれからも、不器用に時間をかけても言葉を紡ぎ続けるんでしょう。
とはいえ、コミュニケーションは、伝える側と受け取る側、どちらの姿勢も大事!
🍊意識は外側ではなく、内側へ。
一番最初に話がこじれたとき、私の意識は「外側」に向かっていました。
条件、方法、納得させる言い訳(自分も相手も)。そういったものを「探して」いる状態。
次に意識を「内側」に向けたときは、「すでに自分の中にある」ものを形にするというクリエイションの状態。
明らかに違う感覚でした。意識が外に向いていると、自分からどんどんずれていくし感覚的にも嫌になる。逆に意識を内側に向けると、自分の中に深く深く入っていって落ち着いてくる。そしてふと、言葉が出てきて自分が安心する感じ。
「おかえり」といった感覚です。
まだまだ下手くそですが、訓練すれば簡単にできるようになっていく手ごたえを掴めました。
何かのヒントになれば嬉しいです。
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