準優勝!FunTrails Round 秩父&奥武蔵30k。きっと楽しんだもん勝ち。

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「走ること」あれこれ。
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先日、2年ぶりのトレラン大会に出た結果、30k部門でまさかの準優勝しちゃいました🥈

|FunTrails Round 秩父&奥武蔵100K/30K(FTR100K/30K)公式ホームページ
FunTrails Round 秩父&奥武蔵 100K/30K【FTR100/30】2021年11月20日(土)~21日(日)!奥深い秩父奥武蔵の山を駆け抜けよう!

感覚的には本当に「しちゃった」のです。

招待選手にトレラン界では名の知れたランナーがいましたし…私の身体はまだ回復中だったしで…

出るきっかけは確か、1500mの記録会に出たあと。妊娠を見据えすぎて、本当は大会を走りたいのに我慢している自分に気づいたから。

近い場所で(←ココ重要。田舎だから遠いのはキツイんだ(笑))何か楽しそうな大会は無いかな~と見ていたらあった!

お隣の秩父でしかもトレランではないですか。即、申し込みました。

その直後に全然身体が動かない…という症状が発生してまだ継続中。でもトレランなら大丈夫だろうということで走った結果なのでした。

🍊前半は歩き…だけども功を奏して準優勝!の道のり。

今回は旦那さまはおりません。一人での出場。

本格的にレースに復帰してからは初です。おひとり様チャレンジ!(でも現役時代は基本、ひとりで大会に出て帰るような人でした)

1時間ほどで会場に着くので、旦那さまは「気が向いたら応援に行く」とのこと。

前日は雨でしたが当日は晴れ。雨の影響で朝は霧が出て、羊山公園は幻想的な雰囲気になっていました。写真撮ればよかったな。

ドキドキ。

10時に後ろの方のCブロックからスタート。後ろとは言ってもすぐにスタートラインには辿り着きます。

身体の調子も読めなかったし、招待選手にはトレラン界隈の割とトップランナーがいたので入賞なんて雲の上。ということで、ゆっくりめに走り出す。

最初の山道。結構ぬかるんでいる道を走る…と思いきや、めっちゃ歩く。

あれあれ…?そんな急じゃないのに、みんな歩く。しかも時々、渋滞して立ち止まる。

抜きたいけど一本道だし、無理やり抜かすなんてマナーとしてもご法度だし…エーン。ブツブツ。

旦那さまに「歩いてるよ☆」ってLINEしようかと思いました。生意気ですね。

でもさ走りたいんだもん…自然の中を気持ちよく走りたいんだもん。

ロードに出たら抜いていく…ということを繰り返しながら走り続ける私。そうしたらだんだんと、登りでも走れる人たちのグループに追いつきました。

それでもさすがに急な登りは歩き。後半の自分の脚に自信が無いので…

エイドは2ヶ所ありましたが、麦茶と塩タブレットだけいただきました。ロールケーキやら豆乳やら、地元のお菓子やら盛りだくさんだったけれど、食べれないんだ…

メダリストのジェルとドリンクを意識的に補給しながら進みます。

そうして走っていたら、後半10kほどはほぼ一人。マイペースに、自然の中を堪能しながら走れて本当に気持ちいい!

でも、女子がいない。トップランナーはやっぱり、これくらいのコースは悠々と駆け抜けていったんだろうな…と思いながらあと2~3km。

メダリストアミノダイレクトにゲホゲホむせる…粉はラン中に食べちゃいけなかった。


「女子2位だよー!」と案内の方から声援が。

「いやまさか。何をもっての2位だろう…?」

半信半疑でゴールに向かうと、「女子2位の選手が帰ってきました!」とアナウンス。本当だったの⁉

ということで、ビックリのゴール。

30kmがあっという間で、辛さもほぼありませんでした。コース的にキツくなかった(トレイル60%+ロード40%、累積標高1,400m)のと、きっと8月の過酷な北海道マラソンと2年前の養老トレイルのお陰だ!

養老トレイル、累積標高2,100mだしフルマラソンの距離だし、本当に本当にキツかったんですよもう…

これですね。

前半歩いたのも良かったんでしょうね。不満を言ってスミマセン。

🍊旦那さまは来るのか⁉垣間見えたパートナーシップ。

「2位だよー!」ゴールしてから旦那さまにLINEしたら、向かってくれているとのこと(ノ≧∀≦)ノ

速報サイトで情報は知っていたようです。

しかしながら旦那さまの事前予想タイムは、実際のタイムの+1時間(笑)ゴールには見事に間に合わず。表彰式が始まるよ…こりゃ間に合わないかな。

その代わりにお知り合いの方が偶然居合わせていました!ゴールシーンの写真を撮ってくださった方。表彰式も写真を撮ってくれるとのこと。

旦那さまとも長いお付き合いの方だったので「タイプ的にギリギリ間に合わないんじゃない(笑)」とか笑っていたら…来た!

来てくれましたよ。私、テンション爆上がり。そりゃ嬉しいですよー♥️

ちなみに、優勝した女性は大学の女子駅伝部の後輩です。見事ワンツー。

私は分かっていたのですが、彼女の方は「えっ!なつみさん⁉名字変わられたんですね!」とかなりビックリされました。

彼女も結婚されていて、旦那さま共々トレラン界のトップランナー。

優勝インタビューによると旦那さま、コースを逆走しながら応援して33kくらい走ったんだとか。強すぎる(笑)

いや~とっても超素敵なパートナーシップ♡ニヤニヤしちゃう。

お二人が幸せなパートナーシップを築いているのがもう見ただけで分かりました。発しているエネルギーがそっくり。

私も私で「旦那間に合いました!」って自分そっちのけでインタビューに答えたりと、ランナーとしてだけではなく「夫婦」という関係性にもフォーカスされた表彰式でした✨

ビールは旦那さまへ~

幸せなご夫婦は見ていて気持ちが良いんですよねー!

何よりランナーとしてだけではなくて、一人の女性として愛されて輝いている姿を見るのは眼福です。

ほっこりするしキュンキュンする。私の大好きなシチュエーションなのです。

私自身もそうあろうと改めて決めた瞬間でもありました。

人間というのは多面的であって、一つの面だけに光が当たって輝いているより、複数面が輝いている方が魅力的ですもん。

🍊トップにはなれない。自分の立ち位置とあり方。

「私、よくても2位にしかなれないんだと思う」。

そんなことを帰り際、旦那さまに話しました。

「速さ、強さ」では圧倒的な人達がごまんといる。私はそんな人達の足元にも及ばないレベルだから。

話がちょっと逸れますが、トレラン界で話題になっている女性がいます。

萩谷楓さん。彼女、2020東京オリンピック陸上女子5000mの代表で、ベストタイムは14分台を持っている程のとにかく世界レベルのスピードランナー。

今年2023年に実業団を退社してから、なんとトレイルランナーに転身したのです。

結果は見ての通り、男子すら敵わない。

これが何だって話なんですが、トレラン界ではみんな大喜びのよう。

なぜなら、これまで陸上競技のトップランナーがトレランに参戦したことがなかったから。みんな、トラックレースかマラソン止まりでトレランには来ないんです。

旦那さま曰く「トレラン女子の日本選手権入賞者がポッチャリしてるようなレベル」。

もしプロのトレイルランナーとして世界で活躍したとしても、お金ってそれほど稼げないし、スポンサーもそれほど付かない。知っている人にしか認知されないという現状がある。(きっと他にも何か理由があるんでしょう)

だから、「トラックやマラソンではそこそこしか走れない人」しかトレラン界に来ない。

それだけまだまだレベルが低くて、軽視されているという事なのだそう。

男子もまだ、日本トップレベルのランナーは参戦していない模様です。

でも、これからは変わるでしょうね。萩谷さんがその証拠。本当に強い人が、トレランの世界で活躍する。

そう。どの分野にしても本物しか残らない世界になってくる。

そもそものスピードも強さもない人間が、絶対に「速さ、強さ」では敵わない。シンプルな「速さ、強さ」の領域で「日本や世界のトップに登りつめる」とか、そういう夢は叶わないのです。

「私ってもう本当に大したことないんだ」。それはもう、本当に最近すんごい自覚するようになりました。それはもう、人としても(笑)

タイムも狙えず順位も狙えず、純粋な「結果」を出せないのに、走る意味とか意義ってなんだろうって、けっこう考えてきました。

そんな中での今回の準優勝。

それはきっと、「楽しんだ結果」。

だったらもう、走ることを楽しみ尽くすしかないですね。

走ることが幸せだものね。シンプルにそれだけでいいや~と思いながら、でも本音としては時おり、結果がほしいな★

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