幸せは変化するだけでずっと「今ここに」。

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パートナーシップを育むヒント
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2023年がもうすぐ終わります。振り返れば、お子さまができる前提で動いていた2023年でした。

妊娠する前に走っておきたいとフルマラソン(北海道マラソン)に出て、気持ち的に走ることを一区切りさせようとした上半期。

マラソン後はセックスもノーコンドームになったし、いつ妊娠するか分からないから走るのセーブしとこう…と思っていたら、本当はもっと自由に走りたいのにセーブし過ぎていただけだったり。

それに気づいて1500mやトレランレースに出てみたり。

けれども妊娠して欲しいがために、生理が来ないで!と強く願いすぎて、それに気づくまで来なかったり。

揺れに揺れている(笑)

けれども仕方のないことなのかもしれませんね。何せ人生の一大イベントのようなものだから。

こどもを授かるということに本格的に向き合って分かったのは、私、もっと簡単に妊娠するものと思っていました。だってそう思えるほど、周りの女性がお子さまを授かっていて立派に母になっているから。

でも実際は、個人差があるんですよね。ホント当たり前のことですけど、妊娠するのだって産むことだって簡単なことじゃないんだ…

「妊娠することは難しい」「もしかしたら出来ない?」そんな不安があったからか、ちょっとショックなことがありました。

🍊通いのマッサージサロンで…

ここ数年、お世話になっているマッサージサロンの女性。

そのサロンには私、「リラックス」と「全身マッサージ」で身体を整えたいから行っています。

しかし実のところサロン自体としては「不妊」「マタニティ」にフォーカスし、女性の身体を整えることに重きをおいているんです。

先月久しぶりに行ったときのこと。近況報告として私がこどもを考えています、と話をしたら……女性のスイッチオン。

これを食べて、これを避けて身体を作りなさい。

ちゃんと排卵期を狙って、もっと旦那さんとセックスしないと。

走ることは激しすぎるからもうやめた方がいい。

などなど。情報を雨あられと浴びせられる私。

違う。求めてない。

決して「どうしたら妊娠できますか?」と相談したわけじゃないよ…しかも、「妊娠」のため目的で行こうと思ったわけじゃない。走って疲れていた身体をマッサージしてもらいたいから行っただけ…なのに。

だけど私が思っていることを言わなかったお陰で、勘違いがエスカレート!

月に最低2回はここに通いなさい。

旦那さんに、私が妊娠のために通って頑張ってるんだとちゃんと話なさい。

妊娠前に病院でこの検査は2人ともしなさい。

自然妊娠がダメだったら、人工受精も考えるといいわね。

この冊子をあげる。ここに、年代別の妊娠統計が載ってるから。正直、その確率にショックを受けると思う。でも現実をちゃんと見た方がいいわよ。

……私、げんなりして帰路へ。疲れた。もう、行くのは今回で最後だと静かに決める。

そしてなぜだろう。なんでか分からないけど、ものすごく悲しい。ものすごいショック。

なんでショック受けてるんだろう。

🍊つまり、私の本当の想いは…

家に帰って旦那さまを見たら涙が出てきて、ことの次第を報告。

「向こうは完全に好意で話してくれたことかもしれない。でも、私は求めてないし、急にお金の話にも聞こえたし、私は妊娠できないよ、難しいよと言われてるように聞こえた」

そんな事をつらつらと話します。

旦那さまは「そうか…それは辛かったね。本人が分かっていることをわざわざ正論で人に言われたらショックだよ。辛いよ~。だって正論だもん。何も返せないじゃん」

そうだ。全部正論だったんですよ。何にも言えなかったのはだからかぁ。

「あとね、悲しいしショックを受けたってことは、なっちゃんはすごく欲しいんだよ」

え、あ、そっか!

私、そんなに欲しいと思ってたのか。どっちでもいいとかのレベルじゃなく。うわ、気づかなかった。

欲しいのね。

それを自覚しただけでなんだか気持ちがスッキリ。軽くなりました。

行動を振り返ってもそうだったじゃない。迷っているふりして、実は相当準備してるってことは…もう、欲しいってことです。なんで気づかないのかな(笑)

思いがけず自覚した私自身の気持ち。その後、信頼している女性にも同じ話をしてみました。

「なつみちゃんが感じていた不安を、その人に言われちゃったというだけね。気にしない人は気にしないもの。気にするということは、なつみちゃんがそう考えていたからだね」

その通りです。図星。私の見えない不安を、その女性を鏡として見せられただけでした。

「命を授かるのは、これは約束だからね。今生で授かると約束した人は子どもがくる。そうでなければ子どもはこないの。私は約束してなかった方だけれどね。もう、本当にそれだけなのよ」

素敵な捉え方だなぁ…とても安心しました。

🍊さらに、私の本当の本当の想いは…

「約束」。この捉え方が私にはいちばんヒットしました。

そして実際のところ、私もその気持ちでいます。こどもを授かるというのは、コントロールできるものではない。人生の流れの中で起きるもの。

なのに、自分の身体をコントロールしようとしていた私がいましたけど!

「約束」していたらやってくる。「約束」していなかったらこない。

誰のせいでもなく、ただそれだけ。できない自分を疑っている気持ちもありました。

きっと、本当に本当に欲しくてたまらないのに、でもこどもがこない人は、今はたくさんの方法があるからお金をかけても授かりたいでしょう。

私は…それを選択はしないです。

私の周りには、こどもがいなかったり、その前に婚約もしていないけれど、とっっても素敵なパートナーシップを2人で築いて、楽しく生きている人がたくさんいます。そんな姿を見ているから。

私と旦那さまも同じ。

「こどもができたらラッキー。そうでなくても、この先2人だけでも幸せだよね」。

これは確信をもって言えること。だから……じゃあ私、どちらでもいいんだ。

何かを求めている時。それがなかなか手に入らず、難しいと思えば思うほど欲しくなります。

でも、ちょっと待って。それはまやかしかもよ。

意地になっているだけで、あなたの本当の気持ちはそこにないかもしれない。

だってね、それがあってもなくても幸せなことに変わりは無くて、幸せが形を変え変化してゆくだけだもの。

幸せはすべて、今にある。

幸せに、条件などない。

結婚するしない、子どもがいるいない、そんな条件なんてものはない。

本当は何があろうと無かろうと幸せでした。

当初はショックだったけど、改めて私の本当の気持ちに気づけて良かった。そんな出来事です。

経験しなかったことも経験。すべては等しく平等に経験。

さとうみつろうさんが、もっともっとシンプルに書いていますので、ぜひこちらも。

さとうみつろう『左愛好家の皆さんへ』
目の前に「右」か「左」の別れ道があり、 2人の旅人が、そこで別れた。 Aは右へ、Bは左へ。   それぞれ違う道を進んで10日後。 Aから電話がかかってきて…

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