ずっと一緒にいたいと思える女性。
そんなテーマの話を聞きました。
大前提のベースは、自分を素直に表現できている。(我慢して相手に合わせるとか、頑張って繕うとかしてない)
その上で相手にとって、シンプルに『本能』そして『五感』で好きな人。
生きるという本能に対して、自分をまず「自分を害さない人」。
そして「生かそうとしてくれる人」。
つまり、「安心させてくれる人」。
三大欲求の部分ですね。まず、眠ること、食べること、そして性のこと。
それを大事にしてくれる人ということ。
次に五感の情報。それが気持ちよいか。
まず、目と耳。
聴覚(声、言葉、音)、視覚(身体つき、見た目、表情、まなざし)。
そして、嗅覚(におい)、味覚(味わいたい、かみしめたい)、触覚(抱きしめたい)。
一緒にいればいるほど、もっと知りたい、もっと触れ合いたい、もっと…
そう思える人。肌が合う人。
これは個人によって違うので、相手にとってのそれを磨く、磨き続ける人なんだろうと思います。
相手に気持ちよい存在であること、あり続けようとする。
そんな女性。
でも相手に合わせる、尽くすということとは違って…自分が気持ちよい状態でいるということ。
結果的に、その気持ち良い状態の自分を、相手が好きってことなんだろうと思います。
さらに、ずっと一緒にいたい人とは。
感情を動かしてくれる人。
喜怒哀楽。
もちろん、良い気持ち…喜び、楽しさを与えてくれる人。
じゃあ、怒り、悲しみは??
そっちの方が大事。(だって、そっちを出せない人がどれくらいいるか。私もそっちをこれでもか!ってくらい出せませんでした)
怒りだけで喧嘩別れした人も多い。
怒っちゃダメな訳じゃない。怒りを我慢するのも違う。
その下。悲しみを出せるか。
怒りなんて、受け入れられる人はごく少数だと思います。私だって嫌だもん。
怒りの下の悲しさ。
寂しさ、不安とも言える。
そこから出してくれれば、相手は受け止めやすくなる。
でもさらに、もっと下があるんですって。
それが、望み。
何で悲しいの??それは、何か望みがあって、叶えられなかったから。
怒り
↓
悲しみ(さみしさ、不安)
↓
望み
私、本当は。
こうしたかったの。
これが望みだった。
それを伝えるってこと。
言葉に書くと簡単なように見えるけど、これってものすごく勇気がいります。
めちゃくちゃ怖いこと、です。
自分の悲しさにちゃんと気づける人は少ない。
のに、さらに「本当の望み」を出して相手に伝えられる人は、もっと少ないと思います。
私は、この望みって、自分の核の部分とも言えるなと思うんです。
核。急所。一番弱い部分をさらけ出すってことだと。
それは純粋でいて、強くもあるけれど、でも隠したいところでもある。
そこで思い出したのは、彼と付き合う選択をする前。
私、とにかく背伸びして、武装して、隙を無くしていました。
弱いところを見せまいと。
陽の部分しか見せていなかった。
そんな隙のない私に対して、彼はこじ開けるでもなく、強引に壊すこともしようとしなかった。
しなかったというか、もう、最初からそんなものないでしょくらいのノリで。
なんの力も入れず、自然体で、私に気持ちを伝えてくれました。
それされちゃうと、なんかもう私の方が力が抜けちゃったんです。
強い部分が全部落ちちゃって。
残ったのは弱い弱い本当の私。
怖いですよ、守るものが何にもない状態で人に相対するのは。
でも、本当の私の望みは「こんなに弱くて、自信無くて、惨めで、小さな私を、まっすぐ見て欲しい。受け止めて欲しい」。
その私の望みを、彼は出してくれたんです。
だから、一緒にいたい、信じられると思えた。
その私の方が、好きだと言ってくれた人だから。
恋愛をしないと人間になれない。恋愛をして初めて人間になる。
大学のゼミで、教授が教えてくれた言葉。
当時は恋愛のワードなんてかすりもしなかった私は理解不能でしたが(笑)
今なら分かります。
人間の心理を理解するうえで、自分のことを知る上で、恋愛って最強の実戦練習なんです。
どちらかというと、自分の「弱さ」「醜さ」という「自分の陰」を認めるって上で、私は最高の実習をしていると感じています。
ずっと、学び。
成長させてもらっています。
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