夏マラソンのダメージと原因。ひとつの「終わり」に際して。

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「走ること」あれこれ。
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北海道マラソンから早2週間。あっという間のようで、それでもまだ2週間前か…もう数年経ったような気がしています。

私は未だ身体の疲労が抜けません(笑)

2・3日後にロングジョグを再開している人、練習を再開している人の投稿を見ると、ホント信じられない。

1週間後からポイント練習…とかでも私、ちょっと大丈夫⁉ってなってます。

え、ウソでしょ

ようやく秋らしく涼しくなってきたとはいえ…秋冬のマラソンシーズンに向けての練習とはいえ…ギアを上げ過ぎじゃない?

そんな私個人の夏マラソンのダメージ、そして今の気持ちなどなどについてまとめてみます。

🍊身体のダメージの推移。

まず、翌日の状態。2つの部位が大きな悲鳴を上げておりました。

1つは両脚の大腿筋の外側。見事に筋肉痛。かなり凝り固まってしまって、全部取れたのは1週間後です。

このダメージは走行中からありました。ラスト5km切ってから、パンパンに張って動かなくなっていましたから…

もう一つは両脚の親指の爪の内出血。レースではメタスピードスカイ+を履いていたんですけど…実を言うと5km付近からすでに痛かったのです。圧迫されて。


もっと遡ると、試し履きの時から親指がキツかった。サイズが合わないというよりは、私は親指が大きめで分厚いのです。0.5cm大きいサイズを履いたら逆に大きすぎたし、親指の当たりは変わらずだったし。

だから、恐らく素材生地(伸びない)とつま先の厚さが合わなかったのだろうと思います。

さらにシューズの特性。高低差があることによって前に転がるように進める仕様ですから、前のめりがちだった(つま先が詰まって当たる)こともあるでしょう。

高性能厚底シューズが初めてで感覚が分からなかった私。最初に履いた時は「こんなものなのかもしれない」と少し不安ながらも購入。とにかく履いてみたい欲が勝った結果。これは仕方がない!

両親指の爪と引き換えに、最後まで大暴落せずに走り切れたと思っときましょー。

親指の爪は、2週間たった今、見事に取れています。完全に生え変わるまであと1か月くらいでしょう…

続いて内臓疲労。こちらも2週間経ってようやく落ち着いてきたかな…という感覚です。

身体全体の疲労がなかなか取れないのも、内臓疲労の影響は大きいと思います。

エネルギーや栄養が必要なのに、食べたいと思ってもすぐお腹いっぱいになってしまって、取り入れることのできる量が少ない。加えて栄養素を上手く吸収できないんだもの。

筋肉痛をはじめ筋肉全体の疲労が大きく、そちらの修復に時間がかかっている中で、やはり最後に残るのは「身体の中の疲れ」だと実感中です。

痛くもない。見えない。けれども確実にまだある。

軽い脱水症、熱中症にもなっていましたしね。身体に対してかなりのストレスをかけてしまいました。

こんなにダメージが残るとは正直、思っていなかった。そういう意味でなめていた夏マラソン。

最初で最後の北海道マラソンになりそうな予感がプンプンする…

🍊ダメージが出る人、でない人。その程度。

サブ3.5ごときでこんなにダメージを受けるなんて!!と、私はしばらく情けない気持ちで自分にイライラしていました(笑)

では、なぜこんなにダメージが大きいの?

その①:追い込みすぎた

シンプルに、今の持てる力を振り絞ったからです。(振り絞ってこのタイム?…ブツブツ)

本当は夏マラソンって、追い込まないほうが良いんですって。ダメージが冬マラソンと比べて格段に大きいから。

だから、かなり余裕をもって走った人や、タイムを放棄して「完走だけすればいいや」くらいの楽な気持ちで走った人はダメージが少ない。(まぁ…考えてみたら当たり前かも)

それでも「どれだけ頑張ったのか」は走っている最中では分かりづらいもの。「自分の想定以上に追い込んでしまったんだ」ということは、ダメージの大きさで後々で分かるというケースもありますしね。

その②:気候条件が酷だった

私は軽い脱水状態と熱中症になりましたが、今回の気象条件が酷でした。

スタート時30℃。陽ざしが暑くて、途中雷雨となったものの蒸し暑さは増すばかり。体力が初っ端から持っていかれるという辛いフルマラソンでした。

冬マラソンと夏マラソンの違いは言わずもがな、ここです。

夏マラソンの方が気候条件が厳しく、身体への負荷が大きすぎてしまう。その後のレースや、秋冬のマラソンシーズンに響きかねない…というわけです。

私は文字通り「後が無かった」ので、このダメージが残った状態でも良いんですけどね。ほとんどの人は、後があるでしょうから…

ちなみに、脱水症状が軽い程度で済んだのは、ミネラルたっぷりの天日塩を持参して舐めていたからかもしれません。

現在、業務用しか売っていないのですけど(´;ω;`)

こちらの『カンホアの塩』が美味しくて夏はドリンクに入れて飲んでいました。

旦那さまも「脚がつることがなくなった」と言っていました。

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その③:そもそもの力がない

元も子もないことみたいな感じでイヤだな(笑)でも事実ですので仕方ない。

距離に対する耐性も、時間に対する耐性も、走る走力・体力ともにありませんでした。そういう練習もやっていなかったし、それ以前に出来るほどの力は無かったから…

それなのに、本番になって練習以上の高負荷で走ったので、そりゃダメージは相当なものですよ…

普段からの積み重ねが如実に出ちゃう。それがフルマラソン。

その④:敏感な人と鈍感な人がいる

これは旦那さまの目線です。身体の反応が私は敏感なのだと思われます。

ダメージ(不快感・痛み・疲労感など)に対して身体が素直に反応してくれる、ということ。

今回の北海道マラソンで受けたダメージに対し、身体全体がちゃんと「サイン」をいっぱい出してくれて、それに気づける=敏感だということです。

あくまでも可能性ですが、身体が鈍感な人は後々になって何らかの形で現れるかもしれません。

もちろん、それを「身体が弱い」「準備不足」という言い方もできますけど、言い方ひとつですね。

身体が丈夫、普段から高負荷のトレーニングを走り慣れている…という人は鈍感とは言えないでしょうし。

どちらも目線を変えれば優秀✨

自分の身体を自分でしっかり把握することが、何よりも大切!

その⑤:精神的な状態

私の場合、ちょいと覚悟をもって臨んでいました。自分に対してのケジメです。

北海道マラソン後は長いお休みを予定していたから、後が無い。納得のいくタイムを出さない限り後悔は残って、モヤモヤしたままになってしまうかもしれない。

完走できればいいとか口にしながらも、結局「頑張る」一択だったのです。

だから想像以上に気が張っていたのかもしれないし、想像以上に頑張る原因になったのかもしれない。

今は気が緩んだから、その分も含めて「疲労」という形で表れているのかもしれません。

🍊今の気持ち。今後に向けて。

実は北海道マラソンの終わりとほぼ同時に、祖母が亡くなりました。

北海道マラソン直前に体調を崩し入院。直後にあっという間に逝ってしまいました。93歳。

数十年間風邪さえもひかない元気な人だっただけに、家族全員が未だ実感できません。

北海道マラソンが終わり、そんな「終わり」が重なり、どうやら精神的にも回復に時間がかかっていると感じています。

そしてマラソン直後は安心と充実感でいっぱいでしたが、今出てきているのは自分の弱さに対するイライラ。

本当は…サブ3したいのです。トラックの自己ベストも出したいし。もっともっと、練習したら走れるはずなんだ。…でも、現状このタイムで心も身体も精一杯な自分に対して、ちょっとショックな気持ちが出てきています。

それと同時に燃え尽き症候群も重なっていて、今は走る気力がほぼございません。

妊娠の準備を考えたらレースなんて予定できないし…練習の必要性がない。

そんな状態に対する「イライラ」「モヤモヤ」も少なからずあります。

でも、きっと「子供を産む」選択をしてもしなくても、どちらも何かしら後悔するんでしょう。

だったら、「子供も産むし、走るのだってもっともっとやるんだ」という両方を取ってやろう!

欲張りますよ。人生1度きりだもんね。

人生の「終わり」に後悔なんてしたくないから。

伝えたいことは、すぐにちゃんと言葉で丁寧に伝えて。

本当は挑戦したいことは我慢せず、どうせ…とかいらないからやって。

それ以前に、日々の生活がすでにが「幸せ」だとただ、気づくこと。

9月はしばらく、内面が落ち着かないと思うけれど、そんな時期もあるさとゆらゆらゆれながら過ごしています。

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