横瀬町駅伝を走って。私たちはなに一つだって背負わないし、背負わせない。

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「走ること」あれこれ。
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先週末の12/10(日)、旦那さまの繋がりでご縁ができたランニングチームの助っ人として駅伝に出てきました~!

横瀬町駅伝。

秩父の方でございます。

早朝、寄居町にはまだ霜が降りてないのに…秩父サムっ((⛄))

見事に霜が降りてました。隣町なのにこんなに違うの??

という集合から始まった久々の駅伝のレポートです。

🍊何とも個性豊かなチームメンバーでぶっちぎり。

さてさて、チームメンバーです。

旦那さまの男子チームは1区~3区に、かつて箱根駅伝を走り、実業団に所属し、今は一家のパパや会社員、YouTuberとして活躍中のお三方を揃えます。

みなさん40代。しかし、1キロ3分でかっ飛ばせる豪華メンバー。力入れすぎやろ。

旦那さまは4区。

女子チームは、陸上部の中学生、高校生二人、大学生というピチピチ戦力に、ふた回り近く違う私という…平均年齢20歳の若々し~いメンバー。

私で平均年齢を底上げするっていうね。

そして私がアンカーです。

さてスタート。

1区が3.5キロ、他区間は3.2キロのコース。

男子は高校生チームが速いんだなぁ。そしてこんなに小さな町の大会でも、なぜかいるんです。強者が。

大会の区間記録を見ても、「なんで??」というくらいのレベルの高さ(笑)

しかしながら今回は私たちが強者。

1区のトップで帰ってきたのはモチロン、40代のカッコいいおじさま!

そのまま2区、3区とキロ3分でぶっちぎるカッコよさ。順調に貯金を稼ぐ。

4区の旦那さま、駅伝でトップで渡されるなんて初めて。しかも気を抜けない……

「このチームやだぁ…」

さすがにプレッシャーと緊張が(笑)

私が撮りました。カッコいいでしょ?

しかしながら、下位チームとの差をさらに広げてアンカーへ。

近すぎて遠くなりすぎた。

そのまま見事に優勝🏆️

旦那さま、ほっ。

女子は出場チームが5チーム?くらいなので無難に優勝しました。

そして2人とも区間賞です。

ちなみに、賞品は地元のお醤油1リットル。えー、2人で2リットルになりーす。

そのあと大人は秩父ホルモンやさんへ行きました。いやー楽しかったな。

女の子たちとも会話してさらに若返っりました☆

🍊なに一つ、背負わない。

今回はこういう…ベースが楽しく走る駅伝だったこともあり、私はいっちょまえに緊張しつつも気持ちよく走れました。

身体が動かなくて悶絶したけれど、ただの練習不足。

しかしながら駅伝、というと…前の記事で女が群れて競って走るの気持ち悪い!と書いた通り。

私は大っ嫌いで大の苦手でした。

走れた試しは一度もございません。

なぜって、あらゆるものを背負っていたから。

高校では高校名と順位を背負った。県駅伝で6位以内に入れば関東駅伝へ進めるというやつ。ギリギリラインで勝負していたから、私の走りがチーム全体へ影響を及ぼす。

大学では全く走れずメンバーになんて土俵にも上がれなかったけど、全国大学女子駅伝に出るために、そして出たらチームメンバー全員がサポートする。

大学名を背負い、サポートの役割は絶対にミスできなかった。でも私は不器用すぎてなに一つまともに仕事ができない。

実業団時代になると、会社名を背負い、テレビに映ることも含めてたくさんの人が目の当たりにする。

まともに走れるわけがない。

だって、外側の「ねばならない」ものを色々くっ付けて、私自身はどっか行っちゃってたから。

空っぽの私が何かを背負えるわけがない。

背負って逆に爆発的なエネルギーを出せる人もいるでしょう。

でもそもそも。

一人ひとりが「私の走りに集中」して走ればいいだけのこと。

背負う必要なんでどっこにもなかった。しかも、人に言われたわけじゃないのに。

まったく、マジメ過ぎたのかなんなのか。

🍊なに一つ、背負わせない。

監督がこんなことを言っていました。

「もし走れなくても、『私を選んだ監督が悪い』って思えばいいよ」

背負わせない、やさしい言葉。

これだけは心に残っています。

でも本当にそうで、誰にも何も背負わせない。

オリンピックとか、かつての日本や国によっては今も「国のために」みたいやつあるじゃないですか。

あれ、1ミリもいらなーい。

これはスポーツに限らず、組織や社会集団でも一緒ですよね。

父や母、妻や夫といった家族の役割。

会社や学校での役割。

「親だから○○しなきゃ」

「夫(妻)だから○○するべき」

うーむ。家族の役割の方が無意識に背負いがちですね。

なに一つだって背負わないし、背負わせない。

背負うこと、それは……

一人ひとりの力を押さえつけてしまう。

本当はもっともっと輝けて、もっともっと素敵な力があるのに。

発揮できないまま埋もれる人がいる。

したいのはただ、一人ひとりが「私として凛と立つ」だけ。

気持ちよく走りましょ。

気持ちよく生きましょ。

今回はたくさん撮ってもらった写真をふんだんに使ってお送りしました。

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