毎日走るコース上。ようやく回収できました。
1ヵ月以上前からあったような気がします。走っているのでいつもスルーしていましたが…全く誰も拾わない。今日は帰り際「よし」と決めて拾うことに。
そう思えたのは最近読んだ本、作者の福田萌子さんの影響がありました。
『「なりたい自分」になるシンプルなルール』。
「Rule 10 毎日のルーティンが心を安定させる」の「一日の始まりを丁寧に過ごす」の中にもあります。
走りながらごみを拾うのは、「善行を積もう」などという大げさな気持ちからではありません。気がついたら拾うほうが、自分が居心地よくなるからです。―p.148
会社の人に勧められて見たバチェロレッテで初めて知りました。最初は私、「美しいけど…カッコいいけど…強すぎ?うーん??」だったのですが(アメブロにも書いた)今はその生き方や姿勢や、言葉がとても好きです。
そんな萌子さんの言葉で、今の私に響いたことをつらつらと。
🍊1日1日をただただ、丁寧に。
生きているだけで幸せだから、目に見えるものや、することは、すべてプラスに感じられます。―p.3
朝日を浴びる。きれいな空を見る。一杯のコーヒーを飲む。その一つ一つすべてに「幸せ」を感じるそう。
萌子さんはほんっと「美しい」。内面から出る「美しさ」が姿形に表れているんだと思うのです。
一挙手一投足、行動や言動の一つ一つを丁寧に味わいながら過ごしているんだろうな。それは萌子さんの写真からも、言葉からも、映像からも、十分伝わってきます。だからあれほど多くの人に届いていて、決してごまかせるものじゃないんですよね。
ちっちゃな到達を積み重ね、「なりたい自分」に手が届きそうになったら、さらにもうちょっと先の「なりたい自分」を思い描いて。1ミリずつ先に進むくらいの速度で大丈夫です。ーp.5
今日一日を大切に、丁寧に生きる。その積み重ねで、気がついたら「なりたい自分」に手が届いているはずです。ーp.39
「そうは言ってもさ…ポイント」だと思います(笑)私、長年やってきました。
目標だったり、叶えたい夢だったり、理想の自分だったり。「これを叶えたい」「ああなりたい」「こうなりたい」と思いながら、やってる風や頑張ってる風を出してただけ。
焦って余計なことをしたり、不安で早くどうにかしたいと無茶苦茶したり。余裕が全くないし、行動が雑なんですよね…自分の「一歩一歩」をちゃんと見ていない。
萌子さんしかり、一流と呼ばれる人たちは全員「丁寧に丁寧に、積み重ねているだけ」。とてもとてもシンプルだけど、それを毎日たんたんと楽しみながら続けているだけだった。
それが実は難しいことに最近、ようやく気付いた私です。
🍊本当に、自分のこと知ってるの?
「ねぇ私はどういう人間なの?」と、わけがわからなくなるくらい自分に問いかけ、アイデンティティについて考えました。ーp.18
「自分自身にインタビューする」。ひたすらこれを繰り返して自分を徹底的に知る。今の萌子さんがあるのはもうこれに尽きるし、この本ももうシンプルに「自分を知る。以上です!」で終わりです。
自分のことを徹底的に見つめて、分析して、理解して。
そうやって自分を知り、等身大の自分(ありのままの自分)を受け入れる。それが自分を好きになり、自己肯定感を得るステップだったと語っています。
私は今まで、「自分が嫌い!」とか、「私ってほんとヤダ!」とか。「ありのままの自分って何よ!」とか。外側の事象や人間関係に振り回されて、何にもうまくいかなくて。自分自身にイライラしていましたが、すべては「自分を知らなかったから」です。自分で招いた現実でしかない。
イライラしているときやフラストレーションを感じているときは、「実はこうしたいのに」「本当の自分はこうではないはず」など自分を理解し、発見できるチャンスなのです。ーp.26
そんなことは露しらず。
自分が何を感じているのか?なぜそう感じたのか?本当はどうしたいのか?
社会で「上手く」生きていくうえで巧みに身に着けた「自分をスルーする技術」。
感情を抑えて、自分の本心すら欺いて。そうして気づいたら自分を偽り、自分を見失っていた。
でも、どんなに虚勢を張ってもキャラクターを作ったとしても…自分を偽り続けることはできませんでした。
すべて伝わってしまうから。人にはすべて見透かされてしまいす。
もし少しのあいだ「バレなかった」としても、自分へついた嘘はいつか崩れます。身体を壊したり、心を壊したり、耐えきれなくなる時が来る。それはそれはいろんな方法で…
人間は常に変化するものだから、萌子さんは今も「自分とディスカッションする」という形で常に自分と向き合い続け、ベクトルを自分に向け続けているそうです。そしてその過程をノートに書く。
「書く」という行為は、いわばセルフカウンセリングのようなもの。ーp.63
書くことで、自分を客観的に見る。俯瞰できる。「書く」って本当に強力なツールです。
🍊言葉の紡ぎ方。
萌子さんと言えば「言葉」。「言葉には人間性が宿る」と。
人が発する言葉には、その人の潜在意識や思考が表れるものだと思います。ーp.56
言葉は私たちが生きていくうえで、一生つきあうもの。毎日あたりまえのように使っているけれど、実はとても繊細で、難しいものでもあります。ーp.60
そうなんですよね。頭では分かっているようで、全然分かっていなかった。すごくすごく、丁寧に扱わないといけなかった。なにせ、自分自身にすべて返ってきてしまうんですから。
それなのにいつも言葉を放り投げるようなことをして、感情に任せて適当に口走っていた自分。自分が何と言ったか、それが何を意味するのかを全然考えていませんでした。
落ちているとき、ショックなことがあったとき…自分のエネルギーが陰の方向へ働いているときって、自分を下げる言葉しか出てこない。そうして、自分を自分で呪っていたなと思います。
そう思うからそうなってしまうし、さらに言葉にするから余計に自分を縛る。
「逆」にしたいですよね。言葉によって、自分を自分でクリエイトしていきたい。望む方向へ。
私は、書いたものは何度も読み返し、ネガティブな書き方になっていると思った場合は、どうすればポジティブに変換できるかを考えるようにしています。そういうトレーニングを自分に課しているのです。ーp.64
「書く」「少し時間を置いて読み直す」「書き直す」、その繰り返しで思考が整理され、深まっていきます。ーp.66
ちょっと考えたくらいでは答えが出ないテーマの場合は、何度も考え、しばらく寝かせて、また考える…を繰り返します。ーp.68
インスタの投稿も毎回推敲を重ねて投稿されていて、中には1年寝かせた言葉もあるそうです。これを日々積み重ねている…しかもきっと、とても若いころから。
バチェロレッテで見せた、相手にかける言葉や行動や姿勢がどうやって作られたのか、背景が理解できました。
逆に、私たちだって今からでも少しずつやっていけば辿り着くことが出来る。なりたい自分に。
🍊その愛は、自分へ真っすぐに向ける。
「自分を愛する」。この言葉に対し、以前の私は白けていました。「なんか響きだけ良いけどさ…嘘っぽいし薄っぺらい言葉よね」って。
自分と向き合い、自分への理解を深めることが、自分を愛することにつながります。そして自分を愛し、大切にするからこそ、まわりに対して余裕をもって接することが出来るのです。ーp.44
心地いい状態で過ごすと、生きているだけで幸せを感じられる…ーp.50
私が、自分と全く向き合ってなくて、自分のことを何一つ知らなくて、自分は何が好きで、何が嫌いで、何が心地よいのかさえも分からない。そんな「薄っぺらい」状態だったから「自分を愛する」が軽く聞こえたんでしょうね。
「どうやったら自分を愛せるのよ?」って、ずっと方法を求めていた。でも方法じゃない。すべては自分のあり方の問題でした。
たとえばコーヒーを淹れる、ご飯を食べる、お掃除をする。そういった日常のささいなものごとも、愛をもって扱えば、自分自身に返ってくると私は考えています。時間を愛すれば、時間の使い方が上手になり、要領よくものごとを進められるようになります。食を愛すれば、食べたものは血となり肉となり、健康な身体がもたらされます。モノを愛して丁寧に扱えば、長く使えて、人生の思い出のかけらになるはず。そして花を愛でれば、安らぎがもたらされ、心が豊かになります。愛と感謝の気持ちを忘れずに日常を過ごし、丁寧に暮らすと、人生が豊かになり、幸福感も増していくはずです。ーp.155
「全然、幸せじゃない」。そう思っていた時期の私。「どうやったら幸せを感じられるの?」「幸せになりたい」と思っていた私。
これもまた解決法を求めていたけれど、もちろん勘違い。ただただ、丁寧に自分を見つめること。自分の行動を丁寧に行うこと。よく観て、よく聴いて、よく感じる。
それをし始めたら、幸せは今ここに溢れていて、すでにあったことに気づきます。
自分を好きでいるためには、人にはもちろん自分に対しても誠実でいること。世間の声よりも、自分の内なる声に耳を傾けて、自分自身で選択し、自分が納得できる日々を過ごすこと。ーp.174
あなたは誰かがつくり上げる像ではなく、あなたの心と行動によってできあがるもの。自分に嘘をつかず歩めたら、自分を信じられますし、自信もつきます。ーp.175
他人や物事を好きになれるのは、どうしてでしょうか。それはちゃんと「知ろう」としたから。
よーーーーーく、観察して、聞いて、調べて。いつも考えちゃって。ひたすら追っかけて。その人やそのことを考えて行動したり、何かを選んだり、時間をつくったりしちゃって。
それを自分にしましょうよって、それだけ。シンプルなことだったんだ。
そして、人は絶対に変えられないけれど。自分だけは必ず変わる。自分は自分でつくれるもの。
そう考えられると、本当にこの先ワクワクしかありません。
いつか、萌子さんに会える日を。一緒に走れる日が来たらと夢リストに書いています。
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